データシートは語る[1] ~Qg特性~

スラマッマラム N.C.です。

電子回路を設計するとき、電子部品の特性を知る必要があります。そこで、デバイスのメーカーは必ず、部品の特性を書いた資料を作ります。これがデータシートといわれるものです。データシートは多くの場合、ネットで無償で公開されています。
しかし、データシートに書かれている特性には大抵、測定条件が併記されています。その条件以外で使うときの特性は、勘で推測するしかないのでしょうか?
今回は、パワーMOSFETのQBQg特性について書きたいと思います。
パワーMOSFETのデータシートにはゲートにどれだけの電荷を入力すると、ゲート電圧がいくらになるのかを示したQg特性が書かれています。しかしこの特性、データシートを見るとある特定の条件で測られています。電源電圧とドレイン電流が指定されています。電源電圧に関しては何種類かの電圧での特性の変化が書かれています。では、ドレイン電流には依存しないのでしょうか?
答えは、「割と大きく依存する」です。
さて困りました。(普通やりませんが、)FETの限界を攻めたいとします。Qg特性はスイッチングに要する時間を計算するのに必要な特性です。使用する条件でのQg特性が分からなければスイッチングに要する時間を計算できません。

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