大学祭2011 ~それゆけギータ君~

スラマッパギ! N.C.です。
大学祭3日間お疲れ様でした。
私が今年やったことを書いておきます。
今年もまた飽きずに、周波数解析により楽器をコントローラーにする企画を行いました。

キーボードで、モータとタイヤがついたアンパンマンギター(以下、ギータ君)を操縦することができます。写真のキーボードのスピーカの部分にマイクを付けてあり、取り込んだ音を解析して動作を決定し、ギータ君に命令する格好になています。キーボード上に、かなり間隔をおいて付箋がはられていますが、これは2日目までで、3日目にはほとんど隣接した4つの鍵盤に付箋が貼られていました。この4つの鍵盤の音がそれぞれ左右のモータの正転逆転に対応していて、和音を奏でれば直進させたりバックさせたりできるというシロモノです。
 お客さんにはかなり楽しんでいただけましたが、反応が鈍かったり、誤動作することが多かったりして十分満足できるものにはなりませんでした。(3日目については、修正のかいあって、少しはよくなりましたが・・・) あと、お客さんの中で1人だけ、かなり突っ込んだところまで聞いてきてくださった人がいて、とてもうれしかったです。

 内容は去年とあまり変わりませんが、回路などは一から設計しなおしました。去年はFPGAをつかってBPFを作っていたのに対し、今年はロックインアンプを自作してBPFとしました。ロックインアンプの威力はすごかったですねぇ。キーボードの隣接した鍵盤の音でも区別できるほどでした。動作も比較的安定していました。
ロックインアンプへの参照信号はVCOで発生させた方形波で、VCOの制御電圧はマイコンから入力しました。今回は5つの周波数についてのみ調べればよかったので、周波数を連続的にスキャンすることはしませんでした。しかし、ノコギリ波発生回路も乗っているため、連続的にスキャンすることも可能です。つまりスペアナのように使うことも出来ます。詳細は後ほど、気が向いたらにします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です