JLCPCB様よりご支援をいただきました②

JLCPCB様(jlcpcb.com/JPV/jlcpcb.com/jp/)より、再び基板製造サービスの割引をご提供いただきました。いつもありがとうございます!

JLCPCBについて

JLCPCBは、安価かつ高品質な基板製造サービスを提供する中国の企業です。PCB製造から部品実装まで対応し、試作から量産まで幅広く利用できます。いつも回路班がお世話になっております。

基板製造以外にも、3Dプリントなど幅広いサービスを提供しています。最近は板金加工を始めたのが話題ですね。気になります!

今回製作した基板

BLDCモータードライバ

BLDCモーターを回すためのドライバー基板です。NHK学生ロボコン2025に投入したものの改良版という位置づけです。ST社のSTSPIN32G4を採用することにより、部品点数の大幅な削減と小型化を実現しました。STSPIN32G4にはマイコン(STM32G431VBT6)、ゲートドライバ3個、ゲートドライブ電源を生成するためのDCDCコンバータなどが内蔵されており、モータードライバーの製作にうってつけです。
また、前回製作した磁気エンコーダー基板との接続に対応しています。
それ以外の構成は以前の基板を踏襲することで、開発期間を短縮しています。

部品のほとんどをPCBAサービスで実装することで、実装の手間を省いています。人的リソースの少ない当団体には非常に助かるサービスです。
東北大学広報活動キャラクターの研一くんも描かれています!かわいいですね。

とてもかわいい

※東北大学総務企画部広報室の許可を得て図案を使用しています。
現在はファームウェアを鋭意開発中です。

DCDC基板

リポバッテリーから降圧してロボットのPCやマイコンに12V電源を供給する基板です。今までのものが72mm×95mmだったのに対し、今回の改良版では50mm四方に収まっています。
コントローラとしてTI社のTPS56837Hを使用しており、連続8Aまでの出力が可能です。MOSFET内蔵かつ3mm四方という驚異のICです(インダクタとヒューズの間にあります)。ブレードヒューズはもちろんのこと、東芝製のe-fuseを全系統(e-con,XA×2)に使い、万が一にも高価な機材を壊さないようにしっかりと保護しました。
採用した部品の多くがリード無しのパッケージであり、PCBAサービスによって大幅に手間を削減できています。

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