トランジスタでスイッチング

お久しぶりです。N.C.です。
この前、2脚ロボットの記事が投稿されていましたが、
それの回路を担当しております。
さて、このサークルでは、
トランジスタをスイッチとして使うことが多いわけですが、
エミッタ接地とエミッタフォロワの2つの選択肢があります。
それぞれに特徴があるので、試してみたくなり、
少し実験してみました。(InRoFの準備の息抜きとして)

76kHzの方形波(5V)でスイッチングしてみました。
ただし、この数字に意味はありません。
登場する写真において、上が出力波形、下が入力波形です。
まずは定番のエミッタ接地でのスイッチングです。
回路図は1番下にあります。
エミッタ接地

出力はほぼ0~5Vまで振れていますが、OFFが遅れています。
(反転していることに注意)これが蓄積時間というやつです。
ベースにつながっている抵抗と並列に小さなコンデンサを付けると
OFFの遅れが改善されます。OFF時に、コンデンサによりベースが
逆バイアスされ、電荷が強制的に抜き取られるるためです。

エミッタ接地(コンデンサあり)

しかし、ベースに抵抗が必要だしコンデンサが必要だし、反転するし、
結構面倒です。エミッタフォロワを試してみましょう。

信号を直接ベースに突っ込んでいるだけですが、まったく遅れてません。


しかもベースには数10uA程度しか流れません。(入力抵抗大)
ただし、ベース-エミッタ間電圧の分だけ(0.7V程度)出力が下がります。
これが問題ににならない用途であればエミッタフォロワで十分です。
使用した回路

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です